2013年03月26日

ワークショップを終えて

3/20の「お菓子と写真のおかしなワークショップ』も無事に終了いたしました。

場所をお借りしたククルクさんが素敵なレポートにまとめてくださったので、
その時の様子はこちらからご覧下さい。

http://cucurucu.jp/2013/03/keiranafter/



かねてより、鶏卵紙を作った時に出てしまう大量の黄身をどうすればいいのか?という
鶏卵紙を作る上では避けることが出来ない大きな問題を抱えていました。
今回は、カフェでワークショップを行うことが出来たためその問題を解決することが出来ました。
黄身を使ったクリームブリュレは桐沢さんのおかげで大変おいしくいただけました。
僕は野暮なので、いつも大量の味噌漬けにするぐらいでした。こちらもおいしいのですが、
皆さんと一緒に食べたクリームリュブレはひときわ美味でした。

参加者の皆さん、ククルクの桐澤さん。リーフレットを置かせて頂いた
ナカチョウカラーさん、三島コロナさん、静岡大野カメラさん。
ホントにありがとうございました。  


Posted by スタジオ・バロッコ at 20:17Comments(0)ワークショップ

2013年02月11日

お菓子と写真のおかしなワークショップ

3月20日10時より三島のカフェ、ククルクにて鶏卵紙のワークショップ
「お菓子と写真のおかしなワークショップ」を開催いたします。

手作り印画紙の代表でもある『鶏卵紙』は卵の白身を使ったユニークな印画方法です。
鶏卵紙でプリントした写真は昔懐かしい感じのセピア色で雰囲気のあるトーンに仕上がります。
ワークショップ終了後には黄身を使ったお菓子とお茶が出ます。


*硝酸銀を使います。これは衣服に付くと黒くなって取れません。ゴム手袋はこちらで用意しますがエプロンとタオルはご持参ください。
*参加希望の方は事前に写真のデータを一枚メールで送ってください。デジタルネガを作成するためです。jpgかtiffでお願いします。
*参加の連絡はcucurucuさん。写真のデータはstudio_barrocoにて承りますのでご注意ください。
*雨天延期とします。前日に連絡さし上げます。

皆さんの参加を心からお待ちしております。

ククルク:055(919)3490
info@cucurucu.jp

studio_barroco@me.com

定員10名様 参加費3500円(お茶・お菓子代込み)


  


Posted by スタジオ・バロッコ at 21:46Comments(0)ワークショップ

2012年12月29日

フィルム考

トラディショナルタイプでネガの濃度が濃いものを使って露光時間をかけたもの
ハイスピードタイプでシャドーを中心に作ったネガで速めの露光時間でしあげたもの。

前者は鶏卵紙やカリタイプなどのシルバーを用いたプリントに向いてる。
後者はサイアノに向いている。

そんな感じ。

ただ、デジネガで作り直した方が手頃な露光時間で好みの仕上がりにすることが出来る。

フィルムからのコンタクトプリントは美学の追求だが、現実問題として積極的にデジネガを採用すべきと
考えるようになった。

フィルムをスキャンすればデジカメの「のっぺりした」感じを避けられ、美学の追究も満たされる。

やっぱフィルムの描写力は捨て難い魅力というか力を持っている。これを棄てるならしないほうがましだ。

桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿

道具は揃っているのだから手を抜かずに取り組むべきだと冬の陽射しは教えてくれた。

叱咤激励感謝歓迎  


Posted by スタジオ・バロッコ at 11:14Comments(0)サイアノタイプ

2012年12月09日

カリタイプ

感度速め。
現像液には一気に浸すこと。
湿版と同じように扱う感じでよい。
露光オーバーだと茶色くなる感じ。
紙はアルシュプラティーンで試す。
さすがという感じ。問題なし。
ネガはコントラスト高めで作った方がいい感じ。

オルタナは現代人の目から見たら淡く映る。
とるべきものをシンプルに、力強く構成すること。
情報量を限りなく減らすこと。

サイアノ、鶏卵、カリ、湿版と4つの選択肢を手にしている。
それぞれのキャラクターを活かす形で制作に打ち込もう。

プリンターが壊れてしまったので45のみでやらざるを得ないが、
この足枷はチャンスだ。
限定された環境こそが制作の故郷であることをは古今東西の偉大な先達が口を揃えるところである。

あるものを最大限に利用すること。

コピーフィルムも赤外線フィルムもある。

  


Posted by スタジオ・バロッコ at 09:16Comments(0)オルタナメモ

2012年11月25日

学ぶこと、真似ること。技術と芸術。

先日、年上の方と歓談をした。
相手の方は絵を描く方なので自然と芸術の話になった。
あらためて、その時に言いたかったこと。

アートって技術のことですよね。
じゃ、なんの技術かって言ったら、僕は写真が上手に撮れることとか、
ギターが上手に弾けることなんてどうでもいいと思ってます。
生き方を先達に学びたいと思ってます。
芸術って、人間として生きる技術以外の何ものでもないじゃないですか?
それを真似て人間らしく生きたいんです。

写真であれ、音楽であれ、絵画であれ、それはその人が興味のあるフィールドとして選べばいい。

でも、その先に、人間であることを学んだり、感謝したりってゆうのがあるはずだから、
ぼくはそれに近づきたい。

自分が選んだフィールドで、どんどん、いいものを吸収して、真似ること。
今までの自分の殻を割り、内なる仏性というか、人間性を開花させること。
その実験というか修行をしている。

そして、実生活でも、いろんな方に人間性を教わっていることに、
僕は感謝が出来る程度に成長しました。

その行為をかたちにする二つの技術。

一つはテクニック。写真でも音楽でも。
もう一つは人間くささ。

共通するのは皆、自分で考え、自分で舵取りをして、他人と比べず、
自ら意味を見いだし、好きなことをしているということでした。

そうやって生きている素敵な人たちに囲まれていることに改めて気づく。
そして、感謝してます。

ありがとう。  


Posted by スタジオ・バロッコ at 17:10Comments(0)雑感

2012年11月16日

here,there and everywhere

昔から変わらず抱き続けているのはただ一つ

魂に所有格はなく、それはただ一つであるということ。

私の魂や、彼の魂。それが未だにしっくりこない。

一つの魂の微分されたトキの一つ。そんな存在という意識を抱きつつ。

これが僕でも、それが彼でも、彼女でも、同じことのはず。

一生というのは、制約のある積分されたときのことであって、

それは魂という一つの存在のバリアントの一つの可能態と読んでも差し支えない。

ライプニッツを理解できないと言っている人は根源的なところで魂を勘違いしている。

多が一であり、一が多である。

それは思弁的な混乱を招く表現ではなく、そういう風に出来ているのだと素朴に信じている。

サンタクロースを信じることができれば、魂が一つしかないことも信じられるはず。

ここがそこでもよかった。昨日が今日でもよかった。彼女じゃなくても彼でもよかった。

僕じゃなくてもあなたでもよかった。

でも、この僕、いま、ここ。

それが素晴らしくてなんだか嬉しい。

http://www.youtube.com/watch?v=VdCKdwxWGt4  


Posted by スタジオ・バロッコ at 22:17Comments(0)雑感

2012年11月14日

土に還る

いわゆる腐葉土というのが土であることを先輩に聞いた。
そんなことも知らんの?と言う顔をされたが、
この事実が常識であることに悦びを感じた。

木と土に対して、根拠を重ねていた

草木が土となり、土が草木を育むこの循環はイメージ通りで
変な妄想でも何でもなく、事実であり、当たり前のことなのだ。

土に還り土から生まれる土太郎。

そんな昔話を今日、思い描いていた。  


Posted by スタジオ・バロッコ at 18:17Comments(0)雑感

2012年11月13日

loveless my bloody valentine




90年代の金字塔

音楽的評価は揺るぎないものとして君臨しているし、それに異を唱えるつもりもない。
いろんな人たちが彼らのアルバムに心揺さぶられ、束の間の夢を、目覚めながら夢を見るを見ていた。

そして私もその一人。

ビートルズもピストルズも過去のものだったが、マイブラはリアルタイムヒーローだった。

甘酸っぱい想い出のBGM。

自分が主人公の Lost in translation 

今も昔もこれからも

http://www.youtube.com/watch?v=t0dJqlvOSq4  


Posted by スタジオ・バロッコ at 22:15Comments(0)my favorite things

2012年11月12日

夏の抜けがら 真島昌利



ブルーハーツなんてださくて聞く耳も持たなかかったくせに
彼のアルバムは何度も手放して、何度も手に入れてきた。
今、手元にあるのは確か3枚目か4枚目。

シンプルに歌われると自分がせっせと積み上げたものが一瞬にして壊されてしまう。
ずるい。

それが嫌で。それが怖くて、手放し。
自分が作り上げた壁に埋もれそうになって、苦しくなった時に
彼の歌声に救いを求め、壊してもらいたくて、また、探し、手にする。

ルーレットが回るように 毎日が過ぎてゆくんだ

http://www.youtube.com/watch?v=-T6Zy231B3E  


Posted by スタジオ・バロッコ at 19:01Comments(0)my favorite things

2012年11月11日

oval process



90年代の金字塔的な作品
邪気の全く感じられない子供の純粋な笑顔

山下清の花火のちぎり絵

無秩序に散らばっている星々が、まとまりをもった星座に成り立つ。
その様に立ち会った。

頭でっかちで理屈っぽいと揶揄されることが多いが実際はそうではない。

超感覚的に音を判断している。

その感覚は無邪気なものに対して感度が研ぎすまされているだけの話。

圧倒的な美しさ、純粋さに満ちあふれた珠玉の名アルバム。
  


Posted by スタジオ・バロッコ at 21:55Comments(0)my favorite things